だいぶ遅くなりましたが、皆さまあけましておめでとうございます!
2014年もどうぞよろしくお願いいたします!
2014年一発目の更新はタイトルにある通り、1月18日に発売月刊Gファンタジー2月号より連載開始の『学園K』でストーリー原作を務める鈴木鈴さんのインタビューになります。
『学園K』とはどういう作品なのかということを中心に伺って参りました!
――お忙しいところありがとうございます。本日は、1月18日発売の月刊Gファンタジー2月号より連載開始となった『学園K』について、ストーリー原作を担当されるGoRAオレンジこと鈴木鈴さんにお話を伺いたいと思います。よろしくお願いします。
鈴木 よろしくお願いします。
――この『学園K』、かなり挑戦的な企画だと思いますが、企画が始動した経緯をお教えいただけますでしょうか?
鈴木 は、かなり挑戦的ですね(笑)。もともと宮沢さんからもう1作くらい漫画をやりたいよねという話があって、原作は誰がいいだろうかとなった時に、ちょうどそのタイミングで他のメンバーが色々と忙しかったということもあり自分に話が回ってきました。そんな感じで最初はかなりふわっとしていました。どんな内容だったりテーマにするかもその時点では決まっていませんでした。
――そこから『学園K』に至るにはどのような経緯を辿ったのでしょうか?
鈴木 宮沢さんから僕の好きにやっていいと言われたので、それならと『学園K』をバーン!と出しました。「何でもやっていい」なら「学園」だろう、と。
――すごい速さで決まったんですね。
鈴木 はい、すぐに決まりました(笑)。
――学園というと、既に発表されている「K」のゲームも同じく学園が舞台とのことですが、そちらと『学園K』は何か関係などはあるのでしょうか?
鈴木 内容に関しては殆ど被っていません。同じ舞台の全く別の作品、という位置付けです。キャラクターや舞台の設定はこちらからお渡ししているので、同じになっていると思います。例えばアニメ本編での各クランが部になっているとかですね。
――この作品の作画を担当される鈴木次郎さんは以前GoRAイエローこと壁井ユカコさんの作品でイラストを描かれていましたが、今回作画担当になったのは偶然だったのでしょうか?
鈴木 はい、完全に偶然ですね。もともと鈴木次郎さんが「K」を好いてくださっていて、壁井さんと作品について内々で盛り上がっていたらしいですが、まさか一緒に仕事をすることになるとはといった感じだったらしいです。
――鈴木次郎さんについてはどういう印象を持たれましたか?
鈴木 凄く楽しい方です。「この方とならいける!」と思いました。鈴木次郎さんが持つ各キャラクターの印象などもたいへん面白いです。また鈴木次郎さんは格好良いものから可愛らしいもの、ギャグ調のものまで様々なキャラクターを描き分けられる方で、月並みな言葉ですが本当に凄いと思います。
――鈴木次郎さんがこれまでに手がけた作品をお読みになったことは?
鈴木 『まじかる無双天使 突き刺せ!! 呂布子ちゃん』を読みました。僕の作品のテンションであれば鈴木次郎さんにお任せして間違いないと思いました。
――となると、『学園K』の雰囲気としては面白可笑しい方向ということになるのでしょうか?
鈴木 そうですね。かなり愉快な感じになっています。鈴木次郎さんの絵柄や作風にマッチするよう、できあがる画を思い浮かべながらシナリオを作成いたしました。
――鈴木さんの著作を読むと、シリアスなお話をよく目にしますが、『学園K』ではそういうものは出てこないのでしょうか?
鈴木 出てこないです(笑)。アニメ本編が凄くシリアスなので、『学園K』ではそういう部分は極力抑えて、より楽しいものを作っていきたいなと思ってます。僕が「K」の短編やドラマCDで書いたものが作品のイメージに近いかもしれません。あまり重いことが起きない世界だと思っていただけると。
――「面白可笑しく楽しい」がコンセプトなのですね。
鈴木 そうですね。面白くて楽しくて、自分もそこに入りたいと思ってもらえる学園を書いていきたいです。「K」ファンの皆さんはもちろん、「K」を知らない方でも気軽に楽しんでもらえると嬉しいですね。
――では続いて制作スタイルのお話を伺いたいと思います。『K -メモリー・オブ・レッド』ではシナリオ形式で、『K -THE FIRST-』ではネーム原作に近い形式でとのことでしたが、『学園K』ではそのようなスタイルをとっているのでしょうか?
鈴木 古橋さんのように絵を描くことはできないので、来楽さんのようにシナリオをお渡ししています。僕自身漫画原作というものが初めてなので、パイロット版のプロットなどを作りながら、編集さんや鈴木次郎さんと試行錯誤しながら相応しいやり方を模索しました。
――鈴木鈴さん、鈴木次郎さん、どちらのファンの方も楽しめる要素がたくさん詰まっているのですね。
鈴木 その通りです!
――それでは最後になりますが、ファンの皆さんにメッセージをお願いします。
鈴木 『超』葦中学園という舞台に色んなキャラクターがいるということで、本編で関係がクローズアップされたキャラクターたちはもちろん、接点の無かったキャラクターたちの絡みも見ることが出来るところが魅力の1つだと思います。ぜひ楽しんでいただけたらと思います!
――本日はどうもありがとうございました。