涼しいを通り越して寒い日もあったりと、いっきに気温が低下した気がする今日このごろ。皆さまいかがお過ごしでしょうか?
今回の記事は、10月28日(月)発売予定の講談社ARIA12月号から連載開始となる
『K –デイズ・オブ・ブルー-』
でストーリー原作を務める来楽零さんのインタビューになります。
ちなみにARIA12月号の表紙はこちらになります。
かなり目を引く表紙ですね!
それではさっそくインタビューをどうぞ!
――本日は10月末発売の講談社ARIA12月号から連載開始となる『K -デイズ・オブ・ブルー-』(以下DOB)の開始直前インタビューとしてお話を伺えたらと思います。よろしくお願いします。
来楽 よろしくお願いします。
――それではまずはじめに、本作品の企画経緯をお教えいただけますでしょうか。
来楽 『K -メモリー・オブ・レッド-』(以下MOR)が本編開始までの物語として3巻で終了することが決まっていたのですが、その連載中に次の話をできないかというお話をARIAさんからいただきました。(MORが)《吠舞羅》の日常を描く物語だったので、今度は《セプター4》の日常を描く物語ができたらというお話になり、企画がスタートしました。
――本編やコミカライズなど、これまで赤のお話の方が青のお話より多かったので、青の物語を読みたいという方も多かったのでは。
来楽 そうですね。MORではさんちゃんや翔平などの《吠舞羅》の主要メンバー以外のキャラにフォーカスを当てた話も書いてきましたが、《セプター4》の主要メンバー以外のキャラを書くことは少なかったので、今度は青のファンの方にも楽しんでもらえるものにしたいと思っています。
――《セプター4》については今までGoRAブルーこと古橋秀之さんがメインで設定周り等を考えていらっしゃったとのことで、古橋さんの色が強く出ている集団だと思うのですが、実際にキャラクターについて今までより深く考えてみていかがでしたか?
来楽 私は今まで赤のお話ばかり担当していて青については殆ど経験がなかったので、最初はキャラクターの性格などを掴むのに時間がかかりました。
――そうやって青のキャラクターたちに触れてみて、来楽さんの中での青のイメージはどのようなものになりましたか?
来楽 そうですね。《吠舞羅》が不良集団の危ないけど楽しい奴らという印象だったのに対して、《セプター4》は公務員で真面目な制服集団というイメージではあるんですが、一人ひとりのキャラについてGoRA内でも話しつつ詰めていくにつれて、キャラの内面も見えてきて、彼らの面白い日常も見えてきた気がします。制服集団って画一的でお固い感じがしますが、DOBでは《セプター4》の寮生活を描いていく予定ですので、彼らが制服を脱いだ後どんな生活をしているのかも見ていただけるかと思います。
――そうすると、青のイメージもだいぶ変わってくるのではないでしょうか?
来楽 それはあると思います。古橋さんが『K SIDE:BLUE』(講談社BOX)で日高や榎本、布施、五島などは書かれているんですが、秋山たちはまだあまり書かれていないので、この人達がどういう人達なのか、どういう経歴を持っているのかなどもそのうち出てくるかもしれません。
――その辺も是非お楽しみにということですね。
来楽 はい!第一話のタイトルは「東京法務局戸籍課第四分室寮棟」です。寮での彼らの一面と、今まであまり描かれてこなかった伏見と《セプター4》の面々とのやり取りなども見られるかもしれません。
――普段の伏見というのはアニメ本編でもあまり描かれてこなかったところではあるので、とても気になります。
来楽 伏見は彼らにとっては上司的な立ち位置なんですけど、そうでありながら《セプター4》の中でも殆ど最年少に近い年齢で、そんな普段の伏見と《セプター4》の面々とのやり取りというのも考えていくと楽しいと思います。
――なるほど。それではインタビューはこの辺で。DOBの連載開始がより楽しみになりました。今日はどうもありがとうございました。
来楽 ありがとうございました。
インタビューは以上です。皆さまいかがだったでしょうか?
最後に改めまして、『K –デイズ・オブ・ブルー-』が連載開始となる講談社ARIA12月号は10月28日(月)に発売予定です。お見逃しなく!
今回はこの辺で。また次回の更新でお会いしましょう!
おまけ:DOB告知イラスト(カラーバージョン)